腐女(くさめ)
漫画家。
『腐女子の品格』のマンガ・イラスト担当。
「天城れの」名義ではボーイズラブ作品を多数執筆。
萌える属性NO.1は「チェリーボーイ攻」。
HP『
メガネロチカ
』
小島アジコ
(こじまあじこ)
漫画家。
代表作は『となりの801ちゃん』。
恋人である801ちゃんに自身の総受け本を作られるなど、愉快なエピソードをたくさん持っている。
ブログ『
となりの801ちゃん
』
九州男児
(きゅうしゅうだんじ)
漫画家。
代表作はBBC『課長の恋』。
松山花子名義でも多数マンガを執筆。
衆道研究はライフワークと化している。
HP『
HANA’S HOME
』
801ちゃん
『となりの801ちゃん』にてその生態をつぶさに描かれているチベ君(=小島アジコ)の腐女子な彼女。
普段は大変可愛らしいお嬢さんだが、萌えると背中のチャックが開き、緑のふさふさした実体が出現するらしい。
腐女
:小島アジコ先生が「彼女が腐女子でよかった」と書かれているのを拝見したのですけど、その理由を聞かせてください! 後学のために(必死)。
小島
:自分はすごいオタクなんですが…、「はまる」ってことに対して普通の女の子って分かってくれないじゃないですか。例えば、知り合いのテツ(=鉄道オタク)で、彼女に鉄道模型を捨てられちゃった人とかいるわけですよ。
腐女
:たしかに普通の女の子には、男の子が鉄道にはまるっていう感覚は理解できないかもしれませんね。
小島
:
腐女子は自分もBLという趣味にはまっているわけだから、彼氏がオタク的趣味に打ち込んでいることを否定しないんじゃないのかな。尊重してくれると思います。
そういう風に受け入れてくれるところがいいな、と感じますね。
あとは、腐女子は見ていて飽きないですよね。
腐女
:801ちゃんは小島アジコ先生にじっくり観察されてますよね。
801
:そうですね、観察されてます。本やグッズを「これいいな〜」と盛り上がって眺めてると、ふとすごい冷めた視線を感じるんです。
小島
:他には料理が得意なところは嬉しいですね。腐女子の人って料理が得意な人が多いと聞きました。何故かと理由を聞いたら、「少しでも食費を浮かすため」だと言ってました。
801
:お昼にお弁当を持っていけば、浮いた分の食費で食玩が買える!!
腐女
:
腐女子はやりくり上手
なんでしょうかね。
801
:そうだと思います。
腐女
:今度は反対に、彼女が腐女子で困ったことはありますか?
小島
:うう〜ん、結構困って…。
一同:(笑)
腐女
:…困っていらっしゃる。
小島
:困ってるっていうか…え〜と…なんか…いつも自分の想像の斜め上からくるんですよね。「え、そんなことでここまで反応するの?」っていうところとか「なんでそんな単語が出てくるの?」みたいなことが多々あるので、ぐんにゃりします。
801
:具体的に!!
九州
・
腐女
:(笑)
小島
:昨日も(801ちゃんから)、日常会話の中で突然「捕虜」という単語が出てきてびっくりしました。「メイド男子」って言われた時も、さっぱり分からなかったですね。「この会話の流れからはその単語は出ないだろう!」というような予想もつかない単語がぽんぽん出てくるんです。
腐女
:自分の知らないことを彼女が知っているというのは、新鮮味があって楽しそうですね。
小島アジコ先生は「801ちゃんに自分のオタク趣味を否定せず尊重してもらってる」とおっしゃいましたが、小島アジコ先生も801ちゃんが腐女子であることを否定せずに尊重されてますよね。
「自分にはわからない世界のことだから、僕の見てないところでは好きにしたらいいよ」と放置しているわけではなくて、趣味に没頭して生き生きとしている彼女に非常に興味を持たれていますよね。
その彼女を見る視線は愛情溢れていていいなあと感じました。お互いの趣味を尊重しあえる関係って憧れます。
お二人の仲がいいのがよくわかりました
v
腐女
:小島アジコ先生が描かれる801ちゃん像は801ちゃんご本人から見ていかがですか? 「本当の私はこんなんじゃないのに!」とかダメ出しをすることもあるのでしょうか?
801
:自分のことをネタにしたブログを見たときは、最初、別れようと思いました(笑)。
腐女
:ブログ『となりの801ちゃん』を拝見していた最初の頃は、普通の恋愛ドラマだと捉えてドキドキしながら見てたんですよ。「二人の恋はどうなっちゃうの?」って。
ブログが更新されてないときは、一番ドキドキしました。「ケンカ中なのかも」「別れ話が出てるのかも」とハラハラしてたんです。
801
:実は一回閉鎖したこともあるんです。
私が旅行する前に「旅行先ではインターネットは見れないよね」って何度も(小島アジコ先生が)聞くから、「どうしてそんなことを確認するんだろう。おかしいな」と思ってたんです。
それで、ホテルのパソコンで何気なく(小島アジコ先生の)サイトを見たらリンクが貼ってあって「彼女が帰ってくる頃にリンクを外します」と書いてありました。「なんだろう」と気になってクリックしたら “801ちゃん”を描いていてびっくり。
すぐにメールして「どういうこと!?」と問い詰めました。そしたら、逆ギレをされて「だってインターネットしないって言ったじゃん!」って返事が来たんですよ! 私も頭にきちゃって・・・それから一ヵ月くらい音信不通になったんです。
小島
:そうだね。
801
:その後、「ノロケようと思ってたんだよね〜」と弁解をするので「バカじゃないの」と斬り捨てて、「今後は絶対私をネタにしない」と約束させました。まぁ、2ヶ月後にまた同じことをやらかしたんですけどね。
腐女
:『となりの801ちゃん』は平坦な道を歩んできたのではなく、熾烈な争いを経て出来たんですね。
では、ダメ出しとは逆に、801ちゃんが小島アジコ先生に、「このエピソードを描けばいいよ」とネタを提供することはありますか?
801
:提供というか、「これは描いても良いけどこれはダメ」と、線引きをしますね。
小島
:線引きをされているので、一番ヤバイところはまだ出してないと思うんですよ。そんなことない…?
801
:そんなことない。私が夜中に一人で本を読んでいたときの声とか……。
腐女
:まさかBL本を音読してるんですか?
801
:いえ、音読はしていません(笑)。
BL本を読みながら奇声を発することってないですか? 興奮が極まって「はぁー!!」と発したり、身悶えながらごろごろ転がったり…。
一同:(笑)
小島
:隣の部屋からごろごろ転がる音と「ヒィッ!!」と奇声が聞こえたので「具合悪いのかな…?」と思ってこっそり覗いたら…。
801
:
ある意味、患っていたんだけどね(笑)
腐女
:腐女子という病は、自ら治そうと試みても萌えの前には抵抗も虚しい、不治の病と言えるかもしれませんね(笑)。
腐女
:腐女子のみんなに言っておきたいこと、応援メッセージはありますか?
小島
:あんまり応援はしてないんですけど(笑)。
BLを解説してくれたり、本を貸してくれたり、目の前で萌えたり、赤裸々に趣味全開にされると、男子は腐女子の世界になじみがないだけに、抗体ができてなくてぐんにゃりしてくるので、
できれば擬態を被ったまま、緑のイキモノを出さないように、世間をだまし続けてくれるのが一番いいかなと、思います。
801
:目立たずに生きていきましょう(笑)。
出る杭は打たれるので、腐女子だとバレないように楽しく擬態を保って…。
小島
:妖怪人間…。
801
:早く人間に…なれなくてもいいかな…とか(by『妖怪人間ベム』)。
“買わない後悔よりも買う後悔!!”ですが、最低限の節度を守って楽しく、日陰者の自覚を持って胸を張ってお互い生きましょう!
九州
:もうこれだけ腐女子に関してのことが表に出ちゃうと隠れようがないですよね。
なので世界に誇る腐女子文化として、海外へもどんどんアピールして高評価を得たいですね。
日本のアニメやマンガはもうすでに海外で評価が高いので、そのうち腐女子文化もそうなるといいなって思うんです。
やおいイラストとかがサザビーのオークションで何億円って値段で落札されたら面白いなって(笑)。
腐女
:数年後には現実になってるかもしれないですね。
小島アジコ著
『となりの801ちゃん』(宙出版)
(C)小島アジコ/御薗橋801商店街振興組合/宙出版
28歳・オタク会社員のチベ君にできた彼女は一見可愛い普通の女の子。ですが、彼女・801ちゃんはとんでもない腐女子だったのです!
常人にはついていけないテンションに翻弄されつつ、801ちゃんの腐女子な生態を、愛情持ってつぶさに描きとめたコミックエッセイ。08年7月に3巻が発売予定。
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九州男児著
『課長の恋』(リブレ出版)
課長・大宝和彦と新入社員・原田の恋を中心に、エゾリス型セクサロイド・チャッピーやゲイバーのママなど個性的過ぎるメンツが放つ雄汁濃密オフィス
v
ラブ!
BL界を震撼させた伝説の規格外名作、全3巻。
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