嫌いでいさせて

CD2 キャストインタビュー

CAST

[雫斗]斉藤壮馬さん 
[葉月]増田俊樹さん 
[しずく]白石晴香さん 
[村雨]熊谷健太郎さん 

(以下敬称略)

キャストインタビュー写真1

▲ 左から:斉藤壮馬さん、増田俊樹さん、
白石晴香さん、熊谷健太郎さん

――収録を終えてのご感想をお願いします。

葉月役 増田俊樹)

前作から間をあけずに続編を録らせて頂いたので、空気感も継続できたんじゃないかなと思います。今作では家族も増えて4人になっていますが、家族のお話だけじゃなく、僕たち家族をとりまく人たちも関わってくるお話でした。今作は、個々の密な出会いや絆だけではなく、社会の中でいろんな人達と関わり合いながら生きていく部分もたくさん描かれていたので、よりヒューマンドラマな1枚になったんじゃないかなと感じています。

雫斗役 斉藤壮馬)

増田さんもおっしゃっていたように、1巻目からさほど間をあけずに収録することができたので、前回の気持ちをそのまま持って収録に臨めたのがすごく嬉しかったです。1巻のラストでは葉月くんと気持ちが通じ合って、家族として一歩踏み出せたわけですけど、今回は郁也先輩との過去のトラウマと向き合うことで、より家族としての仲が深まるという…。原作序盤を読んでいた時は、これ大丈夫かな、ハッピーエンドになって欲しいなと思いながらドキドキしていたのですが、結果的にすごくいい形で大団円を迎えられてホッとしました。あと1巻目収録時に、葉月くんはこれからもっと成長して、より包容力のあるスパダリになるのではないかという話をしていたと思うんですけど、今回、雫斗くんの見えないところではありますが、人間としてより成長していたのでとても頼もしかったです。それに、すねてみたり不器用だったりするところも残っていて、その可愛さとのギャップでますますキュ~ン度が増したなという印象でした。

しずく役 白石晴香)

弟の湊くんも増えて、元々しっかり者のしずくちゃんが、更にお姉ちゃんとしてしっかりしなきゃと自覚しているところや、更にママの役に立ちたいと思って行動しているところに、改めてすごいなぁと感じました。今回も、ママが周囲からの見られ方で悩む姿が描かれていましたが、最終的にオメガに生まれて良かったと思えるようになっていたので、本当に良かったです。そう思えるのはこの家族がいるからだと思うので。

村雨役 熊谷健太郎)

前回のCDでは、回想に出てきて雫斗くんの心に傷を残した張本人でしたが、今回はその傷を更にえぐるように出て参りました。これから家族としてどんどん幸せになっていくであろう4人に波乱を持ち込んだわけですけど、今までいろいろなキャラクターをやらせていただくなかで、ここは理解できるな、ここは好きだなというところが何かしらあったんですけど、この郁也に関して言えば、清々しい程どうしようもねぇなって感じで、役者としてすごく楽しくやらせて頂きました(笑)。同時にあのような結末をむかえて、郁也をやらせていただいてはいたんですけど、人間としては非常にスカッと致しました(笑)。

キャストインタビュー写真 斉藤壮馬さん、増田俊樹さん

▲ 左:斉藤壮馬さん 右:増田俊樹さん

――ご自身が演じられたキャラクターのご感想をお願いします。

増田)

1巻から物語的には時間が経っていますが、キャラクターの演じ方としてはそこまで大きく変化は無かったです。だた関係性という部分では一歩踏み込んだところと、雫斗だけではなくて、しずくちゃんや湊ともいろいろコミュニケーションを取っていて、前作では見られなかった葉月の素の表情がたくさん出ていた気がします。実は隠していたかった部分を見られてしまったり、そういう部分が思わず出してしまったと吐露してしまったり、役者として遊べる余地が増えていて収録も楽しかったです。これからもそういう素の部分がどんどん見られるんじゃないかなと思います。

斉藤)

母としてまた新たな命を守り育てていかなくてはいけないところで、より大きな母性みたいなものを感じました。元々ただ守られているだけの人ではなかったので、僕も大きく変えるってことはなかったんですけど、愛を持って接するのが普通みたいな感覚を、もっと自分の言葉に落とし込めればいいなと思って臨みました。ただ、どうしても過去の事件がトラウマになっているというか、100%の状態で全力で向き合っていても、まだ克服できない課題があるというのも事実で…。結局、人間って一面的ではないというか、いろんな要素を含んでいるなと。今回、物語りが進んだからこそ見えてくる彼の弱い部分、そして今までと変わらず大きく包み込む部分の、どちらも描かれていたので、それを素直にお届けできたらいいかなと思いながらやらせて頂きました。

白石)

前から、すでに大人なんじゃないかと思うくらい、しずくちゃんはしっかりしていたのですが、今回、より一層そう感じました。しずくちゃんは周りを見ている子なので、その分感じ取ってしまうことも多くて…。ママがつらい思いをしていることに気づくけど、ママはそのことを私には言ってくれない、頼って欲しいのに…って思うところなんか、本当に強い子だなと。あと今回新鮮だったのは、美月ばーばとのやりとりですかね。しずくちゃんの周りにあまりいないタイプだったので、ばーばが来る時のしずくちゃんの対応が可愛くて。ほっぺをムニムニされているところとか特に…。1巻の時とは違った表情が見られるようになって、しずくちゃんの成長を感じました。

熊谷)

1巻目の回想で高校生だった郁也も、社会人となってお父さんの会社にいるわけですが、優しくなったとか社会にもまれて丸くなったとかそういうものが一切見えず悪化してるなという印象でした。彼は、どこまでも自分が中心で生きていて、たとえ罪の意識というか自分が正しくない自覚があったとしても、今までどうにかなってきたし、何があっても親父は自分の味方をするだろうなという甘えがあったんだと思います。本当に誰か1人でもいいので、早い段階で「それは違うぞ」と言ってくれるような人がいたら、もっと違っていたのかなって思うんです。でも反対に、先生のお言葉を借りるなら、「ここまで清々しいクズ」は、演じていてやり甲斐があってとても楽しかったです。雫斗くんが勇気を振り絞ってむかってきたり、葉月くんが家族の為にブレずにカッコよくやってくれたりしたことで、こちらも気兼ねなくクズになれました(笑)。いい意味で三下感が出せたらなぁと、汗をかきながら演じさせて頂きました。

キャストインタビュー写真 白石晴香さん

▲ 白石晴香さん

――お気に入りのシーンや聴き所を教えてください。

増田)

郁也をボコボコにしたシーンも好きなんですけど、一番最後に湊にパパって呼ばれるシーンがお気に入りですね。言葉を話せる人たちが「結婚しよう」とか「パパだよ」とか言うのとは全く違う次元で、言葉がまだうまく使えない赤ちゃんが自然と言うところが、本当の家族になれたというか、「パパ」っていう言葉のもとに4人が1つになった気がして、その瞬間がすごくいいなぁと。本番もちょっと涙ぐみながら収録をしました。ああいうのに弱いんです。

斉藤)

雫斗目線だと、さっき増田さんがおっしゃっていた葉月くんが郁也先輩にビシッと言ってくれるところですね。雫斗は直接聞いていないんですけど、葉月くんのそういうところを感じ取っているからこそ彼を信頼できるし、ずっとこの人と歩いていきたいと思えるんだろうなと。それに、「この手は殴るための手じゃなくて、守るため褒めるための手なんだ」っていうセリフが、とても説得力があってグッときました。あと、前回もしずくちゃんはすごく可愛かったんですが、今回はよりリアルというか、意外とフラットな部分もあって。それでいて、ママのことを一番近くで見ているので、ママが何を感じているかわかってしま部分もあって。改めて雫斗はしずくちゃんにものすごく助けられていて、親として人として成長させてもらっているんだなって思いました。人間ってそういうもので、年齢に関係なく誰しもが影響し合って変わっていけるんだなって感じました。マジでしずくちゃん、可愛いですよね。本当に僕、しずくちゃんを育てたいなって思います。あと美月さんがすごく素敵でした。雫斗くんは過去に悲しいことがあったけど周りの人には恵まれているというか、すごくいい人たちの愛に包まれているなって感じたし、美月さんによって救われた部分もすごくあったと思うので。いいですね、パワフルお母さん。もし3巻をやれるのであれば、みんなで一緒に収録できるともっと楽しいんだろうなと思いました。

白石)

ママが「オメガに生まれて良かった」というシーンがとても印象に残っています。昔のトラウマや世間からの見られ方みたいなものにとても苦しんできたからこそ、オメガに生まれたことを自分の中に受け入れるのは大変だったと思うんです。でも、家族はもちろん、美月ばーばや周りにいる人たちのおかげで、オメガで良かったと思えるようになっていて、グッときました。娘としても嬉しかったですね。それと、はー君がプロポーズというか指輪を渡すシーンもお気に入りです。しずくちゃんや湊の前でそれを渡すのが、あの家族らしいというか、はー君らしくて、微笑ましかったです。とても温かい空気のままエンドになって、すごくいい終わり方だったので、ほっこりしました。

熊谷)

郁也が出てくる度に思うところがあったと思います。でも、そういう積み重ねがあったからこそ、雫斗くんは家族の為にそして自分の為に、勇気を振り絞って郁也と対峙できましたし、葉月くんも、雫斗くんや家族を守る為に、郁也と戦ったと思うんですよ。そういう意味では、郁也が葉月くんにやられるシーンは、今までの鬱憤をパッと晴らせてくれるシーンでもあるのでぜひ聴いて欲しいです。僕自身、カッコ悪く情けない郁也になれたらいいなと思いながらやらせて頂きましたので、そこでスカッとして頂けたら嬉しいです。

キャストインタビュー写真 熊谷健太郎さん

▲ 熊谷健太郎さん

――葉月くんは雫斗に「泣かせてしまうこともあるかもしれない。でもそれよりもきっと沢山笑わせる」と言っていましたが、皆さんが思わず笑顔になるものがあれば教えてください。

増田)

バラエティー番組ですね。おかげで、独り言が増えました(笑)。あと声に出して笑うようになりました。心の中で面白いなぁじゃなくて、声に出してアッハッハッハと笑っています。面白いんで。家ではバラエティー番組ばっかり見ています。それが僕にとっての笑顔になれるものですね。

斉藤)

すごいゲラなんです。すぐ笑っちゃうというか、これなら笑っちゃうというよりは、たぶん笑ってない日がないんじゃないかって。不思議なことが起こったときの最初の反応って人それぞれだと思うんですけど、びっくりしたり怖かったりしたときでも、僕、結構笑ちゃうというか。別にドッキリとか仕掛けられることはないんですけど、日常で何か違和感を覚えたときも、「え、これドッキリかな」って勝手に思って笑っちゃうみたいな。タクシーに乗って目的地つかないときとか、「運転手さんが絶対目的地に連れてってくれないタクシー」的なテレビ番組の企画をふと思い出して、「え、まさか」みたいな(笑)。僕、本当に何でもないところで結構笑ってると思いますよ。具体的なことっていうよりは日々笑っちゃってるなぁと。MV(ミュージックビデオ)ごっことかもしてますしね。曲とか聴きながらイントロでアップテンポな曲だったら、ふと空見上げるみたいな、やってます。皆さん、街で見かけてもそっとしておいてください。最近は、収録で人としゃべっているときが一番笑えるかな。こういう状況下になって、なかなか共演者の方と話す機会がなくなったので。フリートークとかでつい尺超えちゃいますね、いつも。あれもこれもしゃべりたくなっちゃって。なので、現場で共演者の方と何でもないことをしゃべれることが楽しいかなと思います。

白石)

YouTubeを見るのが好きで、いろんなYouTuberさんの毎日更新が日々の楽しみです。お仕事の帰りとかに動画がアップされたことが確認できると、すごくハッピーになるんですよね。電車に乗りながら1人でクスクス笑っています(笑)。最近、「あさぎーにょ」さんというYouTuberさんにハマりすぎて、その方が紹介するコスメを使ったり、紹介スポットに足を運んだり、オリジナルブランドアイテムを購入したりしています。あさぎーにょさんが発信するものは人を幸せにするもので作られていて、私もハッピーな気持ちになれるんです。なので、最近は推し活を楽しんでいます。

熊谷)

街を歩いているとワンちゃんをお散歩されてる方にお目にかかることがあると思うんですが、コーギーちゃんのお散歩してる時のあのお尻ですかね。コギケツというんですか。もうあれを見ちゃうとニンマリしてしまうので、だいぶ怪しい奴になってるんじゃないかなと思います。僕自身、ワンちゃんを飼ってるとかではないんですけど、昔から犬が大好きで。なかなか条件が合わず、これまでワンちゃんを飼えてないんですけど、ただもうあのおケツは、たぶん全人類を笑顔にできる! あの丸くてモフってしたお尻を左右にフリフリされると堪らないですね。正面に回ると、また楽しそうな顔で散歩してるじゃないですか、ワンちゃんって。それがもう癒しですね。

キャストインタビュー写真 斉藤壮馬さん、増田俊樹さん

▲ 左:斉藤壮馬さん 右:増田俊樹さん

――最後にドラマCDの発売を楽しみに待っているファンの皆さんにメッセージをお願いいたします。

増田)

1巻を聴いて頂けた方にとっては続編ということになりますが、2人の絆がより高まるような1枚になっているかと思います。今回も、困難というか試練が彼ら2人にのしかかってきますが、それをどういう風に乗り越えていくかを聴き届けていただけましたら。スッキリする部分もあって、楽しかったなという後味になっています。是非ともよろしくお願いします。

斉藤)

前作に引き続き出演させて頂けて嬉しく思っております。家族っていうのはいろんなことを経験しながら徐々に形になっていくものなんだなと改めて思いました。今回も作中にいろんな困難が待ち受けているんですけど、彼らが最終的にどうなっていくのか、みなさんご自身で聴いて確かめて頂きたいなと思います。続きもやらせて下さいと声高に言っていきたいと思いますので、その時はまた「嫌いでいさせて」の世界でお会いしましょう! 原作と合わせて繰り返し楽しんで下さい。よろしくお願いします。

白石)

まずは皆様が1巻を聴いて下さったおかげで2巻も出たと思います。ありがとうございます。前回、しずくちゃんが可愛いというお声を頂いてとても嬉しかったので、今回もちょっと成長したしずくちゃんを、しっかり者だけど子供らしい可愛らしい部分を残しつつ精一杯演じさせて頂きました。この作品には、家族愛を含めたくさんのことを教えてもらいました。家族一人一人が成長しているからこそ前に進んでいけて、そのおかげで、ちゃんと自分達で幸せを見つけにいけているので、この家族は今後何があっても大丈夫だろうなと信じています。なので、またこの先の物語もドラマCDで演じていきたいです。たくさん聴いて楽しんでください。よろしくお願いします。

熊谷)

「嫌いでいさせて2」で、村雨郁也という人間が、雫斗と葉月としずくちゃんと湊くんと、そしてそれを取り巻く人たちとガッツリ絡みます。原作をお読みの方はちゃんと結末もご存知の上でお聴き頂いてるとは思うんですけど、そんな皆さまのお心もしっかりイラっとさせられるように、そしてスカッとして頂けるように演じられていたのなら幸いでございます。本編を録り終えた時、つい、良かったと言いながら心の中で手を叩いてしまったんですけど、その気持ちを皆様にも共有できたらいいなと思います。僕が言うのもおこがましいんですけど、「嫌いでいさせて2」お楽しみ頂ければ幸いでございます。ありがとうございました。

キャストインタビュー写真 斉藤壮馬さん、増田俊樹さん

▲ 左:増田俊樹さん 右:斉藤壮馬さん

――ドラマCD「嫌いでいさせて2」初回限定 描き下ろしマンガ小冊子セットは、2021年3月26日発売! どうぞお楽しみに♪

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CD1 キャストインタビュー

CAST

[雫斗]斉藤壮馬さん 
[葉月]増田俊樹さん 
[京介]中島ヨシキさん 
[しずく]白石晴香さん 

(以下敬称略)

キャストインタビュー写真1

▲ 左から:中島ヨシキさん、斉藤壮馬さん、
増田俊樹さん、白石晴香さん

――収録を終えてのご感想をお願いします。

雫斗役 斉藤壮馬)

原作を読んだとき、雫斗目線で読んだこともあって、何度も落涙してしまいました。それほど素敵なお話でした。収録中も思わず皆さんの芝居にウルっときちゃって、ここはまだ泣いちゃいけないと何とか踏ん張る場面が…。そんな素敵な原作と収録現場だったので、本当に楽しくやらせて頂きました。何より物語自体に魅力がある作品というのは表現される媒体が変わっても、やっぱり素敵なんだなっていうのを改めて感じました。すごく楽しい収録でした。

葉月役 増田俊樹)

僕は、オメガバースの作品は初めてだったので、新しいことに挑戦する気持ちで収録に臨みました。現場でも斉藤さんや中島くんに、改めて世界観や、アルファ・ベータ・オメガの確執、その世界での常識など、いろいろと教えてもらいました。おかげで、僕がイメージしてきた世界観はとても狭かったなと気づかされました。途中、いろいろ障害が出てくるんですけど、それが当たり前、普通だと思われている社会常識を乗り越えないといけないという、かなりハードな環境でした。なので演じる際、怒りや悲しみや焦りなどをただぶつけるのではなく、自分の中で咀嚼して出していくという作業を繰り返す収録でしたね。

京介役 中島ヨシキ)

まずは、斉藤さんがママになる日が来たんだなって(笑)。我々世代も、子供がいる役をやる日が来たんだなって思いました。家族ものや親子ものって、胸を打たれるものがあるじゃないですか。そのうえ、しずくちゃんが本当にいい子で、ママ、ママって慕いつつ、小さいながらもママを守ろうとするので、つい感情移入してしまって「はじめてのおつかい」を見ているような気持ちでした。深夜に一人でお酒飲みながら原作を読んだんですけど、普通に泣いちゃって、人に見せられない状態になりましたね。京介としてというよりは一読者として感動しました。収録中も泣きそうになって、逃げるようにブースを出ることも…。オメガバース作品は、題材的に深刻になる話が多くて、特にオメガはしんどい目にあいがちですが、この話はしずくちゃんという救いの存在がいて本当に良かったなって、ちょっと和みました。

しずく役 白石晴香)

雫斗さんと葉月くんの純愛が本当に素敵だなぁ~と、原作を読ませていただいた時に一番にそれを思いました。今回、オメガバースというジャンルを初めて知ったんですが、それぞれの性の苦しみだったり葛藤だったりがある中で、周りで支える人がいて、いろんな苦しみを乗り越えた先に、二人の純愛があるというのが本当に温かくて、私も読みながら泣いてしまいました。この作品において、しずくちゃんがとても重要な存在だと思ったので、子供らしい部分やしっかりした部分、大好きなママを思う気持ちや子供の自分にはできないから委ねざるをえない葛藤など、一生懸命演じさせていただきました。皆さんと一緒にお芝居をさせていただいて、改めてほっこりする作品だなぁと思いましたし、とても印象深い収録でした。

キャストインタビュー写真 斉藤壮馬さん

▲ 斉藤壮馬さん

――ご自身が演じられたキャラクターのご感想をお願いします。

斉藤)

雫斗は、オメガということもあってかなりつらい境遇に置かれている人でした。今回、原作を読んですごく思ったのが、雫斗くんって自分に目を向けているというよりも、しずくちゃんに目を向けていて、自分のつらさだけを嘆いている人ではないってことです。もちろん当人のつらさっていうのは当人しかわからないですけど、雫斗くんはまだ若いながらも不幸ないきさつから授かったしずくちゃんを本当に愛していて、大切に育てていて、一緒に生きようとしているところがすごく素敵な人だなと思いました。とはいえオメガバースの世界観上、オメガであるがゆえに生きづらい部分もあるわけで、原作を読んだとき、一読者として何とか幸せになってほしい!っていう気持ちでいっぱいになりました。つらい状況にもかかわらず、変に屈折もしてなくて、大事な誰かのことを考えられるなんて、本当に強い人なんだなって思いました。

増田)

葉月はとても純粋な人だと思います。世間の常識や、周りの人たちにも流されない、自分の意志をしっかり持っている人です。自分の感じていることを大事にしていて、正しいと思うことや気持ちが悪いと思うことに素直で、簡単には諦めない。自分の感情や考え方より、置かれている立場を大事にしている人が多い中で、彼だけは理性的。というより、ある意味、本能的なんですかね。本当に好きな人、運命の人と出会ったことで、自分の直感というか、大事にしたいという本能を優先する。大切な人のために、ひたすら前を向いて走っている感じでした。彼自身はまだ本当の困難にぶち当たっていない気がするので、これからどうしようもない困難にぶち当たった時、今までは見られなかった彼の本質、汚い部分や人間らしい部分などが出てくるんじゃないかなと思うので、今後の彼を見てみたいです。僕自身、収録の時は感じるままに演じていましたが、高校生らしい子供の部分を残しつつ、いい意味で価値観が凝り固まってない純真な部分を大事にしました。

中島)

京介は、まだそこまでは掘り下げられてはいませんが、葉月がピンチの時に電話するのは京介なんだなっていうところがあって、葉月にとっては気心知れた親友なんだろうなと。京介はわりと軽いイメージですけど、わざわざ雫斗のところに出向いてって、葉月は悪い奴じゃないんです、とフォローする友達思いの面もあって、かっこいいなと思いました。今回、木村さんがファインプレーだなと思うシーンがあったんですけど、京介も二人を助ける一人になっていたので、良かったな、と。京介としては、葉月が動き出すきっかけになったり、二人の橋渡しをしたりという役どころだったので、演じていてとても面白かったです。

白石)

しずくちゃんは、とにかくママ思いのしっかり者で、でもそれはしっかりしようと意識しているわけではなく、大好きなママを守るためで。冒頭に朝ご飯を作って起こしにいくシーンがあるんですけど、こんな5歳児いないぞと、すごく可愛くて愛おしくて…。葉月くんの「しずくちゃんはアルファなんじゃないかな。本能的に大好きなママを守りたいから、しずくちゃんは小さな体で頑張ってたんだよ」というセリフがあるんですが、確かにそうだなって。ママが周りからどう見られているか、ママがそのことをどう思っているのかを全てわかった上で守っていて、あの年齢で出来る行動ではないな、すごい子だなと感じました。それに、自分では力が及ばないから葉月くんに「ママを守ってよ」と一生懸命話に行く勇気もすごいですし、考える力と勇気のある魅力的な子だと思いました。

キャストインタビュー写真 増田俊樹さん

▲ 増田俊樹さん

――お気に入りのシーンや聴き所を教えてください。

斉藤)

トークCDでも話したんですけど、葉月くんが雫斗に「噓つき」っていうシーンが、自分的にはグッときました。増田さんもおっしゃってましたけど、葉月くんってスパダリの才能がすごくあると思うんですよね。とは言ってもまだ17歳なので完璧超人ではなく、真っ直ぐな思いで向かってしまう部分があって、もしかしたらもっと成長したら出ないような感情の揺らぎみたいなものが、あの「噓つき」には出てしまったのかな…と。そこが逆に惹き付けられました。あと、しずくちゃんが葉月くんのところに行って「しずくじゃ、ママになにもしてあげられないから、ママを守ってよ」っていうところは、原作を読んでてもすごく感動しましたし、まだ年相応の繊細さを持っている葉月くんを上回るくらいのスパダリ才能をしずくちゃんに感じて、とてもグッときましたね。

増田)

良いシーンはたくさんありますよね。斉藤さんの言っていた葉月としずくちゃんの掛け合シーンも素敵ですが、僕が選びたいのは、葉月が自分の腕を噛んで衝動をおさえるシーンです。葉月の本気度が分かる象徴的なシーンなので。だって、ヒートになったオメガがいたら、ベータすら我慢できない100人中100人が抑えきれない衝動を、アルファの葉月が、ましてや運命の番にも関わらず、数ミリ残った理性というか大好きな人を大事にしたいという思いで耐えるという。実際はその時のことは覚えていないくらいでしたけど…。自分の中の本能を上回る本能で、そうならないようにしていたという、それだけ葉月の想いが伝わるシーンでした。二人はハッピーエンドで終わっていますけど、それは簡単なことではなく、こんな想いがあってこそ乗り越えられた関係なんだということが印象的なシーンでしたね。

中島)

いろいろあるんですけど、僕的には、しずくちゃんがチャイルドシートで「おんなのかんよ!」というシーンがお気に入りです。シリアスというか深刻なお話のなかで、ああいう可愛いシーンがちょいちょいあるのも魅力ですよね。

白石)

私は、木村さんがすごく気になる存在でした。どういう経験をしてきたら、木村さんみたいになれるんだろうと思います。オメガに対する理解だったり、アルファっぽく見えない穏やかさだったり、学生のそばにいて教師ではないけれども一番生徒を見ている用務員さんという存在も気になります。お話のなかで、木村さんみたいな人格者がいたのはとても救いでした。一言一言が雫斗さんの苦しみをわかってあげられる人の言葉だなというのが感じられて、しずくちゃんを演じさせていただいた私的には、木村さんわかってるぅ~みたいな気持ちで見ていました。なので木村さんのシーンはぜひ聴いて欲しいです。

キャストインタビュー写真 中島ヨシキさん

▲ 中島ヨシキさん

キャストインタビュー写真 白石晴香さん

▲ 白石晴香さん

――雫斗はしずくちゃんのママとして、家事をこなしていましたが、みなさんの得意な家事や苦手な家事を教えてください。

斉藤)

僕は、得意な家事は料理で、苦手な家事は掃除全般ですかね。苦手っていうか嫌いです。やることはやるんですけど、面倒だなって。料理も作るのは好きなんですけど洗い物が本当に嫌で…。でも自粛期間中、料理と平行して片づけも終わっていると気持ちいいってマインドに切り替えたら、だいぶヤル気になりました。少ない洗剤で洗うぜ、水道代も節約して、と課題をこなすみたいにしたら気分的に楽になりました。その考え方って家事全般に応用がきくとは思いつつ、掃除に関しては、許されるのであれば一番高いルンバとか買って自動でやって欲しいとか思っちゃいますね(笑)。

増田)

全部苦手ですね。自分の中で出来ることをやっているってレベルなので。つい最近2メートル級の観葉植物を買ったんですが、育て方を聞かなかったので水の目安がわからなくて、どれくらいあげればいいんだろ?って。ヘタってきたらアウトだなという感覚でやっているので、水やりすらも上手くいかない…。料理も作るんですけど、必要だからやる程度で得意とは言えませんし。洗濯も畳むのが面倒くさくて。掃除も始めると楽しいんですけど、始めるまでが億劫で…。でももしかすると掃除が好きかもしれないですね。

斉藤)

確かに1個ずつこなしていく楽しさみたいなのはありますよね。毎日継続してっていうのはムズイですけど。汚くなったら掃除するみたいな感じですよね?

増田)

そう!やらなきゃいけないなぁって思いつつギリギリまでためちゃう。逆にそこからキレイにすると、達成感があって嬉しくなる。なので得意な家事は掃除ですかね(笑)。

中島)

一人暮らしですからね。得意うんぬんではなくて、やらなきゃいけないという…(笑)。でも人間、やらなきゃいけないって言われると途端にやりたくなくなりますよね。だから、洗い物がでるのが嫌で、ウーバーイーツを頼んじゃうときもあります(笑)。でも、家事全般、嫌いじゃないですよ。ご時勢柄、家にいることが増えましたから、ほぼ自炊なんですけど、必要に迫られて…だともったいないので、毎日やる料理なんかは楽しむようにしてます。自分の食べたいものを好きなだけ作れるのが自炊のいいところですよね。ただ、家で食べるご飯は普通に美味しいんですけど、外で食べるご飯と何でこんなに違うんだろうって思うことがあります。やっぱり外で食べるときは雰囲気も込みなわけで、環境とか一緒に食べる人とかって大事なんだなっていうのを、一人でテレビを見ながらお酒片手に感じつつ、「あぁ、これが寂しいということなんだな」ということに気付けました(笑)。あと、苦手というか、面倒くさいなって思いながらやってる家事といえば、乾燥をかけ終わったタオルを畳むことですかね。洗濯機の扉を開けたら畳まないといけないから、乾燥が終わって30秒くらい眺めてるんですよ、決心がいるんで。ちょっと後にしようかなぁ、みたいな(笑)。

白石)

料理は得意というか好きですね。和食も洋食も作ります! 今、便利なグッズがたくさん出ているので、楽をしつつ自分の好きな味を探して作っている感じです。でも、慣れるまでは量の調節が難しかったです。一人暮らしを始めた頃は、「あれ? 1人分ってどれくらい作ればいいの?」って。実家のときは4人分だったので、つい同じように多く作ってしまっていました(笑)。最近はインスタグラムに上がっているようなちょっとおしゃれで可愛い映えな料理を目指して挑戦しているんですが、「何だこれ、茶色いな」みたいになって(笑)。いつかは映えな料理もできるように頑張ります! 苦手な家事は洗濯です。元々はそんなに嫌いじゃなかったんですが、ドラム式の洗濯機をようやく購入してお洋服を洗濯したところ、シワシワになって出てきて…びっくりしました。縮んではいないんですけど、アイロンをかけないと着れないという…。そのせいで、洗濯にちょっと苦手意識をもってしまった今日この頃です。

キャストインタビュー写真 斉藤壮馬さん、増田俊樹さん

▲ 左:増田俊樹さん 右:斉藤壮馬さん

キャストインタビュー写真 斉藤壮馬さん、増田俊樹さん

▲ 左:増田俊樹さん 右:斉藤壮馬さん

――最後にドラマCDの発売を楽しみに待っているファンの皆さんにメッセージをお願いいたします。

斉藤)

原作を読ませて頂いた時に、一読者として本当に素晴らしい作品だなと感じて、その音声化に携われたことが嬉しかったです。今回はある意味、ハッピーエンドというか、一旦、落ち着いておりますが、原作はまだ続いているということなので、ドラマCDも続きが出せるといいなと思っております! ぜひ原作とあわせてCDも楽しんでいただき、応援していただけますと幸いです。よろしくお願いします。

増田)

原作を読ませていただいて、その上で何を大切にしていこうかと、みんなでコミュニケーションをとりつつ臨んだ収録です。原作にある人と人との関係性、そして彼らの置かれている世界観の中でもがき苦しんでいる部分を、僕たち自身、原作に負けないくらい頑張って取り組ませていただきました。なので、原作同様ドラマCDもご堪能いただけましたら嬉しいです。原作は2巻も発売されているので、まだ原作を読んでいなくてCDから入った方がいらっしゃいましたら、原作1・2巻も手にとっていただき、作品世界をより体感していただけましたら幸いです。

中島)

とってもいいお話です。オメガバースなので性差別なども出てきますが、この作品はそれ以上に、恋人同士の愛情や家族愛が描かれているので、あったかい気持ちになれる作品です。みなさんにもそういうあったかい気持ちを感じていただければ。原作は2巻もでているので、2巻のドラマCD化も願っていただけると嬉しいです。

白石)

原作ファンの方々は、ママ思いでしっかりもののしずくちゃんの魅力は充分にご存知だと思うので、何とか皆さんのイメージに合ったしずくちゃんになれるよう、私なりに頑張りました。なので、楽しんでいただけると嬉しいです。私自身、ママとしずくちゃんのほっこりするやりとりや、雫斗さんと葉月くんの純愛を聴いて癒されつつ、性に対して改めて考えさせられた作品でした。愛や友情はもちろんのこと、周りで支えてくれている人たちの温かい想いなど、とても素敵な作品なのでいろんな方向から楽しんでいただけるドラマCDになっているかと思います。何度でも聴いてほっこりしていただければ幸いです。私も続編のドラマCDがでることを心待ちにしておりますので、ぜひ応援してください。

キャストインタビュー写真 斉藤壮馬さん、増田俊樹さん

▲ 左:斉藤壮馬さん 右:増田俊樹さん

――ドラマCD「嫌いでいさせて」初回限定 描き下ろしマンガ小冊子セットは、2020年11月4日発売! どうぞお楽しみに♪

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