嫌いでいさせて

CD3 キャストインタビュー

CAST

[雫斗]斉藤壮馬さん 
[葉月]増田俊樹さん 
[しずく]白石晴香さん 
[柳木]古川 慎さん 
[朝永]江口拓也さん 
[京介]中島ヨシキさん 

(以下敬称略)

キャストインタビュー写真1

▲ 左から:斉藤壮馬さん、増田俊樹さん、白石晴香さん、
古川 慎さん、江口拓也さん、中島ヨシキさん

――収録を終えてのご感想をお願いします。

雫斗役 斉藤壮馬)

原作を拝読して、2巻まではわりと雫斗さんのトラウマっていうものが中心に描かれていたと思うんですけれど、今回はそこからさらに一歩先の物語といいますか、自分と似たような苦しみを抱えている人を救ってあげたり、自分の子供が苦しんでいるのを救ってあげたりしてて…。雫斗さんはもともと人を癒すタイプではあるんですけど、自分が葉月君やしずくちゃんたちから貰った気持ちを今度は自分以外の誰かに伝えてあげるという、めちゃくちゃ素敵なお話でした。実際収録していて、もちろんユーモラスなシーンは楽しくやらせていただいたんですけれど、やっぱりクライマックスにいくにしたがって、特に葉月くんの気持ちにも雫斗さんの気持ちにもしずくちゃんの気持ちにもすごく共感できて、こういう素敵なお話に声優として関われるのはすごく幸せだなと思いながら収録させていただきました。

葉月役 増田俊樹)

今のをコピペしといてください(笑)。

斉藤)

いっぱい話してしまいました、すみません(笑)。

増田)

今回は本当にハートフルなお話で、よかったなあと。というのも、やっぱり1・2巻でいろんな困難をみんなで乗り越えてきたからこそっていうのがあると思っていて。今回、問題を持ち込んできてくれた京介にしても、今まで以上に一つにまとまったうちの家族との付き合い方というのも見えてきて、自分たち二人だけではなく、家族四人だけでもなく、周りの人たちとの関係性にも土屋家の成長が見えた気がします。アドバイスを与える側というか人を助ける側になった時に彼らはどんなことをするんだろう、似た環境の彼ら…先生方を見てどう思うんだろうといった、自分たちに境遇を重ねて原点回帰させるような、そんなお話でした。

しずく役 白石晴香)

しずくちゃんをまた演じさせていただくことができて、とても嬉しかったです! 台本をいただく前から、次が気になって原作を読んでいたのですが、毎度のことながら、本当にしずくちゃんが可愛くてしっかりしていて…。でも今回はしっかり者ゆえに一人で抱え込んで苦しくなるシーンもあって、そんなしずくちゃんを見て思わず抱きしめたくなりました。一人での収録だったため他キャラクターの声をまだ聴けていないので、CDを聴いてくださる皆さん同様、私も完成を楽しみに待ちたいと思います。

柳木役 古川 慎)

皆さんが今までのことを教えてくださり優しく受け入れてくださったので、新入りの僕も非常に演じやすかったです。柳木先生は感情の見え方が難しいキャラクターで、彼の過去やトラウマなども描かれていましたが、最終的には大団円というか、その輪の中に朝永先生と一緒にいられて良かったね、という気持ちでいっぱいです。

朝永役 江口拓也)

今回参加させていただくにあたって、メインの皆様と一緒に収録はできなかったのですが、後からの収録だったので、ある意味出来上がった雰囲気の中にどう入っていくかを考えながら臨みました。朝永先生は喜怒哀楽が豊かなキャラクターだったので、楽しみながら収録できました!

京介役 中島ヨシキ)

今回、昔からの友達である朝永先生を皆に繋げる役割はありましたが、3作目といっても京介的にはちょっと歳を重ねたぐらいであまり状況は変わらず、いつも通りの、皆の良き理解者で、いい意味での傍観者でした。僕はこの作品を読むと、毎回、子供ってなんて可愛いんだろうってシンプルに思います。しずくちゃんがとてもいい子で、雫斗さんや葉月が家族を思いやる姿に共感しちゃう独身の自分がいて…。この作品のおかげで父性が芽生えてきてるんじゃなかと思うくらいです(笑)。最初こそいろいろありましたけど、すごくいい家族の形になっているなぁと、僕自身、土屋家の皆を見守っていました。

キャストインタビュー写真 斉藤壮馬さん、増田俊樹さん

▲ 左:増田俊樹さん 右:斉藤壮馬さん

――ご自身が演じられたキャラクターのご感想をお願いします。
  前作からご出演の皆様は、今までとの違いも含めてお願いいたします。

斉藤)

先ほどもちょっとお話ししたように、今回は、雫斗さんが自分のことで思い悩むというよりは、誰かのことを考える立ち位置でした。もともとそういう思いやりのある人ではあるんですが、今回は特に。なので、彼が持っている包み込んでくれるような温かい気持ちっていうのが、家族のみならず柳木先生たちにも向いて、改めて雫斗さんは素敵な人だなって思いました。

増田)

勇気を持つようになったよね。「僕が手を差し伸べていいんだ」みたいな。

斉藤)

そうですよね。でも、僕はわりと葉月くんにも共感しちゃうので、雫斗さんが善意で柳木先生の手をそっと取っちゃうところとかは…本当に人が良いからこそ、葉月くんはヤキモキするだろうなって思うところもあって。それに葉月って、ああいう絶妙なタイミングで居合わせちゃったりするじゃないですか。で、ボタンを掛け違えちゃうみたいな。でもそこが、ちょっと目が離せない雫斗さんの魅力的な部分でもあるなって改めて感じましたね。

増田)

今回、雫斗さんが湊を身籠った時の回想シーンもあったじゃないですか。僕は経験したことはないですけど、お母さん側が不安に思うことってあると思うんですよ。しかも雫斗さんは昔のトラウマを持っているので、しずくちゃんができた時のまわりの環境や状況と照らし合わせてしまってどうしても前向きになれないところもあったと思います。でもそのなかで雫斗さんの変化を感じることができて、家族のこれからの未来も見えて、葉月もホッとできたんじゃないかなと。そんな希望に満ちたシーンを演じることが出来て嬉しかったです。今後、小さい頃の育児の大変さみたいな描写も見てみたいですよね。

白石)

今回改めて感じたのは、しずくちゃんは大人びているのではなく、達観しているんだなということでした。マセているとかではなくて、人の感情を読めすぎてしまうというか、空気を読むのがうまいというか…そのため一歩引いてしまうところがあるのだと思います。ママとはーくんの子供だからこそ、しっかりした愛らしい子に育っている反面、そういうところはしずくちゃんの切ない部分でもあるなと……。一読者としては、その二人が親だからこそもっと安心していいんだよ、甘えても平気なんだよ、子供らしい部分をどんどん出してもいいんだよ、という思いがありました。そういう意味では、はーくんをパパと呼べるようになったのは大きいですし、家族に甘えられるところが、これからもっと増えるといいなと思います。今回は、お姉ちゃんとして、一人の人間として、しずくちゃんが成長していく姿が見られて、私もすごく心を動かされましたし、そんなしずくちゃんを演じることができて嬉しかったです。

古川)

オメガバース作品では、α・β・Ωという3つの違いを持った人たちが、その立ち位置にいるからこそ起こる出来事で物語が展開していくとは思いますが、オメガバースという世界線に生まれなかった柳木先生も少し見てみたかったです。自分の性に縛られている分、Ωとしてのトラウマやコンプレックスが、見ていて痛々しくていたたまれない気持ちにもなってしまったので。それがなかったら、朝永先生とどういう風になっていたんだろう、普通の友達になっていたんじゃないかとかいろいろ想像できる分、面白いキャラクターだなと思いました。とはいえ、「嫌いでいさせて」に登場する柳木先生なわけで、これからは朝永先生とツーカーになって、いいバランスをとって生きていけたらいいんじゃないかなと、ひそかに応援しています。

江口)

朝永先生は純粋ではあるんですけれど、純粋さゆえのヤバさみたいなのがある、いわゆる、めちゃくちゃヤバいやつで(笑)。一歩間違うとどこまでも執着しそうな危険性を感じますが、演じる上ではまっすぐな人という部分をストレートに演じました。今のところ、まだ危険因子は騒ぎ出していないですけれど、今後どうなるのか楽しみなキャラクターです。

中島)

京介自身のパーソナルは今までも語られているわけではないので、自分の中では変化はあまりないんですけれど、自然と人と仲良くなれるやつだなというのを改めて感じました。しずくちゃんとも仲良くなりますし、土屋家とは家族ぐるみみたいな感じですし…。しずくちゃんにとって葉月はパパで、京介はお兄ちゃんみたいなところがあるのかなって思います。京介はいいやつだから。

古川)

誰よりも幸せになってほしい。

中島)

たしかに…(笑)。京介は普通のβですが、このオメガバースの世界では普通でいること自体、幸せなことなのかもしれないですね。最後の場面では柳木や朝永と同じ場にて、なんだか自然ですしね。ぼちぼちスピンオフしてもらってもいいんじゃないかな(笑)。

古川)

βがのし上がっていく話…(笑)

中島)

京介はコミュニケーション能力が高くて、人と接するときのハードルが低いのが魅力だと思います。だからこそ、αの葉月と仲良くできたり、Ωの雫斗の相談にのってあげられたり、昔からの知り合いの朝永先生の悩みを聞いてあげたりできるのかと。いいサポートキャラだと思います。

キャストインタビュー写真 白石晴香さん

▲ 白石晴香さん

――お気に入りのシーンや聴き所を教えてください。

斉藤)

さっき話にあがっていた湊くんを身籠った時の回想シーンは、台本上でもすごく大事なシーンだなと思っていたのですが、実際に掛け合ってみて、葉月くんの「俺がっ…産むなとか言うと思ったの!?」っていうのがすごく良くて、めちゃくちゃグッときました。やっぱりああいう気持ちって、作品を読んでいてももちろん感じるんですけど、声のニュアンスとか、空気感、やりとりの間っていうのは一緒に録らないと絶対感じられないので、とても印象に残っています。あとはクライマックスで雫斗がしずくと話すシーンからの、そこでは頑張って親として踏ん張っているんだけれど、「アルファでよかった…」と思ってしまったことに落ち込んで、葉月くんに本音を語るくだりですかね。

増田)

あそこは難しいよね。

斉藤)

僕は親にはなったことはないんですけれど、だんだん年齢を重ねていくにつれて、自分の親の気持ちを想像していろいろ考えちゃいました。

増田)

アラサーになってから演じることになってよかったよね。

斉藤)

本当に。これは二十代前半とかだったら絶対にできなかったと思います。だからこれも縁ですね。本当にいいタイミングでした。

増田)

若い時に演じていたら、その時はその時でいいことがあったかもしれないし、僕らが家族を持った時に、「あの時ってこう芝居したけど、実際は違ったよな~」って思うかもしれないけれど、今がピッタリな気はするよね。

斉藤)

そうだと思います。

増田)

僕も同じで、回想のシーンだったり、しずくちゃんのシーンだったりが印象に残っています。この作品って僕が出演させていただいているドラマCDの中でも音声化のペースが比較的速いと思うんです。出演キャラクターたちも初回からあまり増えずに少数でやっていて。今回、残念ながらしずくちゃん役の白石さんとは一緒に収録できなかったのですが、収録しながらしずくちゃんの声が聴こえたというか、雫斗さんの回想シーンも、しずくちゃんの第二次性のシーンも、一緒に収録しているような気持ちでした。今回はうちの家族の話以外に、先生たちの話もあって、聴きどころがたくさん用意されています。それは1・2巻があったからこその内容だったので、これまでも聴いてきて下さった方にはより一層楽しんでいただけると思います。

白石)

今回は新キャラも登場して、はーくんがママに嫉妬するシーンもあったのですが、しずくちゃんにとってはママとパパなので「仲悪くならないかな?」みたいな心配もしていたんじゃないかなと思います。でも私的には、嫉妬するくらいお互いに愛し合っているのが見えてキュンとしましたし、「ママ、はーくんのお話ちゃんと聞いてきて」と、お姉さんのように言っているしずくちゃんも可愛くて、土屋家ってなんて微笑ましいんだろうと思いました。そんな温かくてほっこりするところが聴きどころかなと。しずくちゃんの聴きどころとしてはやっぱり、第二次性検査の結果を受けて悩んで一人抱え込んでしまったところを、ママとはーくんがしっかりと受け止めてくれるシーンですね。

古川)

柳木に関してはこれからが楽しみではありますが、聴きどころとしてはしずくちゃんの変化やαの片鱗が見えたところですかね。僕自身は、一緒に収録できなかった江口さん演じる朝永先生のハイテンション具合が楽しみです(笑)。完成を楽しみにしていただければと思います。

江口)

朝永先生で言いますと、いろいろ悩んで泣くことが多かったんですが、結婚してくださいって柳木先生にいきなり言っちゃうシーンですかね。男らしさじゃないですけど、そんな要素が何か入ればいいなと思って収録したので、そこまでの流れは聴いてほしいかなと思います。

中島)

今回はしずくちゃんの第二次性が分かってからの流れが聴きどころですかね。しずくちゃんってαの片鱗はあったと思うんですよ。生まれは複雑だけれど、賢いし、気遣いもできるし、空気もすごく読めちゃうし、出来すぎるがゆえに変な悩み方をしちゃうっていうのが、子供らしからぬ、だけど子供っぽい部分でもあって、オメガバースでしか描けないシーンだったかと思います。自分の第二次性を雫斗さんに打ち明けるシーンは特に印象に残ってます。今回しずくちゃんと一緒に録っていないので、どういう感じになっているか完成が楽しみです。

キャストインタビュー写真 熊谷健太郎さん

▲ 古川 慎さん

――今回、小学校の運動会で、しずくちゃんも葉月くんもリレーで大活躍していました。みなさんの好きな運動会の種目や競技を教えてください。その理由や、エピソードもあればぜひ教えてください。

斉藤)

僕、実は運動会大好きで。特に小学校の時はすごく好きでした。今回、冒頭でしずくちゃんが唐揚げを作ってたじゃないですか。僕、唐揚げがすっごく好きで、運動会のお弁当は毎回唐揚げをリクエストしてました(笑)。あ、僕、昔めっちゃ足速かったんですよ。

増田)

想像つかない…。

斉藤)

中2くらいまでは早かったんですよ。リレーでアンカーとかをやっていたタイプで。

増田)

めっちゃ輝いてるじゃん、つまんねー(笑)。

斉藤)

真実を話してるのに(笑)。俺のピークだから、そこが! 聞いて!

増田)

肉体的ピークね(笑)。

斉藤)

運動が好きっていうより、みんなで一丸となって戦うっていうのが好きだったんですよ、子供の時は。もちろん勝ったほうが嬉しいですけど、勝ち負けに関係なく…。それで唐揚げの入ったお弁当を家族で食べるっていうのが運動会の思い出だったんですよね。

増田)

つまんない(笑)。普通にいい話で、つまんない(笑)。

斉藤)

2回もつまんないって言われた…(笑)。大人になった今は、できるだけ運動したくないですけど、作中でしずくちゃんたちがめっちゃ張り切ってるのは、すごくわかるなって思いました。微笑ましかったですね。…増田さんは?

増田)

僕は組体操もやったし、ソーラン節もやったし、コケたこともあったけど、リレーで輝いたことはないな…(笑)。リレーで走るというよりは、放送部員だったからリレーの放送をしてた。

斉藤)

実況的な?

増田)

今でも覚えているけど、内容は相当酷いものなんだよ(笑)。「5組、6組を抜かしました。6組、頑張ってください」「5組、最後のアンカーです」…実況じゃないのよ、それって(笑)。あることを言っているだけで。こういう職業に就いた今思うと、あの時は当たり前のことをただ淡々と言っているだけだったなぁと。でもそれが誇らしかったのを覚えていますね。

斉藤)

どこかのご家族のホームビデオとかに増田さんの実況が残っている可能性がありますね。

増田)

でも俺も輝きたかった…(笑)。

白石)

小学校六年生の最後の運動会の時、担任の先生がすごく熱い方で、学年全員で「86人ピラミッド」をやろうということになったんです。本番までみんなで汗水たらして練習して…。86人なので下になる子たちはかなりの人数を上に乗せなければいけないし、一番上の子は何段も登ってバランスをとって立たないといけないし。ちゃんと完成させるぞ!という強い意志を一人一人が持たないといけないし、団結力が試される競技でした。練習で何回も何回も崩れちゃって、大きなケガはなかったのですがピラミッドへの恐怖心は募っていって…。そんななか本番を迎えたんですが、なんとか無事に86人ピラミッドを完成させるこができたんです! 感動しすぎて、全員で退場する時に私だけ泣いてしまって。私は体が大きかったので一番下に入っていたのですが、痛いし重いし苦しいし…でもそんななか完成できて、安心感とともに感動がやってきて。みんなから「どうしたの? なんで泣いてるの?」って言われて恥ずかしくて「砂が目にはいったんだよ」と答えていました。今でも本当に忘れられない記憶に残る運動会でした。すごくいい思い出です。

古川)

騎馬戦みたいなかっこいい競技もなかったですし、とりたてて好きな競技もなくて…。でも、皆でソーラン節を踊ったのが思い出ですかね。ソーラン節にもいろいろなパターンがある中で、僕たちがやったのはテンポも振りも激しめのアップテンポのソーラン節でした。「そんな直立の体勢からそんなに深く腰を落とす!?」みたいな。ちょうどその頃、僕はブリーフから脱却しようとしてトランクスに替えたばかりで。ソーラン節の振りは体に馴染んできても、トランクスはまだまだ体に馴染まなくて(笑)。ある日の練習中、踊っているとビリっと音が。思いっきりしゃがむとさらにビリ…ビリ…と。「足の付け根がスースーするな」じゃなくて、「お尻がスースーするな」って(笑)。しゃがむたびに破れたとことが広がっていって…。踊り終わった時に軽く絶望しました。スースーが止まらない(笑)。「先生、トイレ行ってきます」って。運動会当日はブリーフを履きました(笑)。

江口)

かけっこのように瞬発力や体力を使うものは苦手だったので、玉入れですかね。群衆に紛れていられるし、ある意味自分が頑張っていようがいまいが、結果としてみんなで頑張った感が演出できるので好きでした(笑)。

中島)

僕はリレーの選手に選ばれるような足の速い子供じゃなかったんですが、小学校で一番仲の良かった子がめちゃくちゃ足が速くて、選抜リレーの選手に選ばれたんですよ。全種目の最後に、その子の走る選抜リレーがあって、しかもアンカーで。ここで1位だったらチームが勝てるという状況のなか応援にも一層熱が入ってたんですが、最後の直線で彼が盛大に転びまして。本人は責任を感じて落ち込んでいたんですけど、僕はめちゃくちゃ笑っちゃって。コケ方がすごかったんですよ。ゴールテープの前で爆発かっていうくらいの砂埃を上げて、あれ?いなくなっちゃったぞ、っていうくらいの派手な転び方で。そのときの運動会は今でも記憶に残ってます。

キャストインタビュー写真 斉藤壮馬さん、増田俊樹さん

▲ 江口拓也さん

――最後にドラマCDの発売を楽しみに待っているファンの皆さんにメッセージをお願いいたします。

斉藤)

今回もこの素敵な作品に声優として関わることができて嬉しく思っています。今回は今までのお話のその先を見せてくれた、とても心温まるお話でした。本当に原作自体がすごく素敵だったので、僕自身、心を動かされながら収録させていただきました。土屋家の日常と新キャラの先生方の素敵な掛け合いを、ぜひ音声でも楽しんでください。よろしくお願いします。

増田)

『嫌いでいさせて3』ということで、原作が好評で皆さんに愛されているからこそドラマCDも続けられているんだと思います。そのおかげで、これだけ早い期間で僕たちも関わらせていただけていますので、今後とも家族の成長と未来をともに見守っていただけましたら嬉しいです。あと、先生たちの今後も…。これからもよろしくお願いします。

白石)

すでに1・2巻を聴いてくださっているかたも多いと思いますが、皆さんの応援あっての3巻だと思っております。本当にありがとうございます。しずくちゃんを演じさせていただくことが決まった時から、しずくちゃんへの愛が止まらなくて、回を重ねるごとにしずくちゃんへの愛おしさや、この家族の尊さみたいなものを、私自身感じていますし、手に取ってくださっている皆さんにもきっと届いているかと思います。日々の癒しに何度でも聴いていただけたら嬉しいです。今後とも「嫌いでいさせて」の応援をよろしくお願いします。

古川)

新しく加わった身なので、昔からのエピソードが~と僕が語るのは違うかなと思っている部分はあるんですが、いろんな変遷があってこういう形にたどりついたんだよということを、収録中、皆さんに教えていただき、その輪に入れていただけたことがありがたいです。シリーズ通して応援してくださっている方は、原作でその絵を見ていらっしゃるでしょうけど、音声でも笑顔あふれる素敵な内容になっていると思っておりますので、噛みしめながら聴いていただけましたら嬉しいです。

江口)

今回、空気感の出来上がっているなかに登場する朝永先生として参加させていただきました。土屋家のメンバーは、先生たちの悩みにも親身になってくれる本当にいい人たちでした。それに僕自身、朝永先生にとても興味が湧きましたし、柳木先生と今後どうなるのか楽しみです。もし次があるなら、今度は皆さんと一緒に収録できると嬉しいなと思っていますので、これからもこの作品をよろしくお願いします。

中島)

3作目ということで皆様の応援のおかげだと思います。今回、雫斗さんが柳木先生という自分と同じような境遇の人と出会ってアドバイスができるようになったのは、大きい進歩であり成長だなと思いました。「嫌いでいさせて」は家族が大きなテーマだと思っています。今回もその部分はたっぷり描かれていて胸にくるものがあると思います。ぜひ楽しんでください。

キャストインタビュー写真 斉藤壮馬さん、増田俊樹さん

▲ 中島ヨシキさん

――ドラマCD「嫌いでいさせて3」初回限定 描き下ろしマンガ小冊子セットは、2022年9月30日発売! どうぞお楽しみに♪

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